厳島神社 完全ガイド:海に浮かぶ大鳥居・潮の満ち引き・アクセス【2026年版】

厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、広島県の宮島にある世界遺産の神社です。海に浮かぶように建つ朱色の大鳥居は、「日本三景」のひとつとして1400年以上にわたり人々を魅了し続けています。
厳島神社 基本情報
- 📍 住所: 広島県廿日市市宮島町1-1
- 🚃 アクセス: 宮島口桟橋からフェリーで10分、下船後徒歩10分
- ⏰ 参拝時間: 6:30〜18:00(季節により変動)
- 💰 拝観料: 300円(宝物館は別途500円)
- ⏱️ 所要時間: 2〜3時間(島全体は1日)
- 🌊 大鳥居の高さ: 16.6メートル
海に浮かぶ大鳥居:神と人を隔てる結界
なぜ海の中に鳥居があるのでしょうか?古来、宮島そのものが「神の島」として崇められており、あまりに神聖であるため、人々は島に足を踏み入れることを憚られました。そのため、海に鳥居を建て、船で鳥居をくぐって参拝するという形がとられたのです。
🌊 満潮時の楽しみ方
- • 海に浮かぶ幻想的な姿
- • 本殿も海上に浮かんで見える
- • 定番の写真撮影スポット
- • カヤックツアーも人気
🚶 干潮時の楽しみ方
- • 鳥居まで歩いて行ける
- • 巨大なクスノキの柱に触れる
- • 根元に棲む牡蠣を観察
- • 普段見られない角度から撮影
平清盛と平家の繁栄
現在の優美な寝殿造りの社殿を整えたのは、平安時代末期の武将、平清盛です。彼は瀬戸内海の制海権を握るため、航海の神様である厳島神社を平家の氏神として厚く信仰しました。
清盛はこの神社に、当時の貴族の邸宅様式である「寝殿造(しんでんづくり)」を取り入れました。高潮対策として床板に「透かし」という隙間を設け、波の圧力を逃がす工夫がされています。この美しくも合理的な建築は、今も変わらず海の上に立ち続けています。
祀られている神様:宗像三女神
厳島神社の主祭神は、宗像三女神(むなかたさんじょしん)です。
- 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
- 田心姫命(たごりひめのみこと)
- 湍津姫命(たぎつひめのみこと)
天照大御神と素戔嗚尊の誓約(うけい)から生まれた美しい女神たちで、海の安全、交通安全、財運、芸能の神様として知られています。「イチキシマ」という名前が転じて「イツクシマ」になったという説もあります。
宮島ならではのユニークな体験
🦌 神の使い「鹿」との付き合い方
フェリーを降りるとすぐに野生の鹿に出会います。奈良の鹿とは違い、宮島の鹿は観光客に餌をねだるようにはしつけられておらず、また餌やりも禁止されています。
彼らは紙が大好きです。手に持っている地図、チケット、パンフレットを一瞬で奪って食べてしまうので、十分注意してください。
🥠 「凶」が多い?厳島神社のおみくじ
厳島神社のおみくじは、「凶(きょう)」が出る確率が高いことで有名です。これは参拝者を呪っているわけではありません。古来のおみくじの本来の確率(元三大師の比率)を忠実に守っているためです。
もし「凶」が出ても落ち込む必要はありません。「今は慎重に行動しなさい」という神様からの厳しくも温かいアドバイスと受け取り、境内の指定場所に結んで帰りましょう。
アクセス方法と潮見表
厳島神社を最大限楽しむには、潮の満ち引きを事前にチェックすることが大切です。気象庁のサイトや宮島観光協会のサイトで確認できます。
- 満潮時: 「海に浮かぶ鳥居」を見るなら満潮前後2時間がベスト。水面に映る社殿も美しい。
- 干潮時: 水位100cm以下で鳥居まで歩行可能。巨大な柱の迫力は圧巻です。
写真映えする撮影スポット
- 大鳥居の正面(干潮時): 真下から見上げるアングルは、その巨大さと木の質感を捉えるのに最適です。
- 西の松原: 神社を出て西側に進んだ松林からは、鳥居と社殿を横から一枚の絵のように撮影できます。
- 御手洗川(みたらいがわ): 社殿の裏手を流れる川と朱色の橋のコントラストは、隠れた名スポットです。
- 千畳閣からの眺め: 高台にある千畳閣からは、厳島神社と瀬戸内海を俯瞰で撮影できます。
おすすめグルメ
- あなごめし: 宮島名物。ふっくらと焼き上げられた穴子が絶品。
- 焼き牡蠣: 店先で焼かれる香ばしい匂いに誘われます。
- 揚げもみじ: もみじ饅頭を天ぷらにした新名物。サクサクの食感がたまりません。
「夕日に染まる大鳥居の前に立つとき、なぜこの地が千年以上も聖地とされてきたのか、言葉を超えて理解できます。」厳島神社のような日本の聖地をもっと探索しませんか?神社の参拝作法や歴史について詳しく学べるKami Shrineの記事をぜひご覧ください。あなたの旅が素晴らしいものになりますように。
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