

波上宮
エメラルドの海を見下ろす崖に立つ、沖縄の一宮(いちのみや)。
沖縄県那覇市にある、琉球八社の一つ。断崖絶壁に立つその姿は沖縄を象徴する景観で、航海安全や商売繁盛の神様として親しまれています。
神社の歴史
古くから、神社が立つこの崖は「ハナグスク(端城)」と呼ばれ、ニライカナイ(海の向こうにある楽園)の神々に祈りを捧げる聖地(御嶽=うたき)として崇められてきました。人々はこの場所から、大いなる海の恵みと旅の安全、そして人々の平和を祈り続けてきました。
社殿が建立されたのは14世紀頃と伝えられています。琉球王国時代には「琉球八社」の最上位に位置づけられ、国王自らが国を挙げて参拝する特別な場所となりました。日本の神道、仏教、そして沖縄固有の信仰が融合した独自の文化を育んできましたが、1945年の沖縄戦で焼失。戦後、沖縄の人々の不屈の精神と平和への願いによって再建され、今も沖縄の心の拠り所として大切に守られています。
御祭神
見どころ
最大の見どころは、那覇港と波の上ビーチを見下ろす断崖絶壁に立つその姿です。社殿は沖縄特有の赤瓦を用い、龍の装飾が施された琉球建築の粋を集めたデザインで、本土の神社とは異なる独自の美しさを放っています。青い空と海に映える鮮やかな朱色は、南国沖縄ならではの光景です。
展望台からは慶良間諸島方面の東シナ海を一望できます。また、沖縄の伝統工芸である「紅型(びんがた)」をモチーフにしたお守りや、獅子(シーサー)の像など、随所に沖縄の伝統が息づいています。すぐ下には市民に愛されるビーチがあり、都会の風景と聖域、そして美しい海が隣り合う、那覇を象徴する魅力的な場所です。
主な祭礼
毎年5月17日に行われる「例大祭(なんみん祭)」は、沖縄の伝統芸能が奉納される華やかなお祭りです。琉球舞踊や演舞、さらには沖縄角力(すもう)や綱引きが行われ、地域全体が活気に包まれます。正月の初詣には、沖縄県内で最も多くの参拝客が訪れ、一年の幸福を願う人々で賑わう、沖縄の冬の風物詩となっています。
波上宮をサポートする
あなたの参加が、この聖なる場所を次世代へと引き継ぐ力になります。デジタルなお賽銭は、日本各地の神社の保存活動に役立てられます。
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